■歴代ノーベル経済学賞の受賞者
歴代のノーベル経済学賞の受賞者を紹介していきます。
1998年にノーベル経済学賞を受賞したのは、インドの経済学者である、アマルティア・センです。彼は、アジアで初めてのノーベル経済学賞受賞となっています。
アマルティア・センは、ミクロ経済学の視点から貧困を研究しました。途上国の貧困と飢餓のメカニズムの関係を記したレポートは、多くの経済学者だけでなく、社会にも大きな衝撃を与えたのです。
アマルティア・センは、9歳の時に、ベンガル飢餓といって、大規模な飢餓の状況を目の当たりしています。その体験から、貧困と飢餓の研究に多くの時間を捧げているようです。アマルティア・センは、経済学では、弱い立場の人を救うためには、怒りに触れたり、喜びに触れたり、悲しみに触れたりしなければならない、と説いています。
また、経済学における「潜在能力」について説いていることも、アマルティア・センを大変有名しています。潜在能力では、生きるためには、良い健康状態であること、良い栄養状態であること、幸せであること、教育を受けていること、自信とほこりを持っていること、社会生活に参加すること、早死にしないこと、等が必要であるとしています。